昨日 iphone4をばらばらに分解して 組み立て困難になられたお客様が来店されました。
以前ご自分でフロントパネル(前面ガラスと液晶)とバックパネルの交換を成功され、
今回はベースフレームもご自分で交換しようと試みられ、途中で断念されたようです。
拝見すると全体が金色 ゴールド色のピッカピカのiphone4です。
注目度はNo1でしょう。
スリープボタンの取り付けがうまくいかないようで、ボタン自体も金色の特別部品てす。
仮組みしてボタンを押すと、押した反応がしっくりきません。
ボタンの裏を見ると、スイッチ基盤と接する面が凹んでいます。
どうやらここに何か部品が取り付くようです。
お持ちになられた部品の中に、丸いちっちゃな金属板が3つありました。
1つは直径3mmくらい で2つは直径2mmくらいです。
この直径3mmの金属板をスリープボタン裏側に貼り付けて仮組みし、押してみると
心地よい押しかげんです。
他の直径2mmの金属板はボリュームボタンの裏側に貼り付けました。
****ここまで50分*****
ホームボタンのスイッチ部品を破損されたとの事でしたのでよく見ると、ボタン側は正常に見えます。
取り付く側のドッグコネクター一体部品の方を見ると、ホームボタンスイッチの差込コネクタが割れていました。
ドッグコネクタ一体部品の交換となります。
ペースフレームのドッグコネクタ取り付け穴が若干ずれており、やりくりしながら取り付けました。
ホームボタンを取り付けて押すと、クリック感がありません。
ベースプレートにくっついているはずの、丸い円盤がありません。
この部品はスペアーの手持ちが無かったので、手作りしました。
ホームボタンも無事取り付け完了です。
****ここまで80分***
お客様が分解されたものなので、配線やねじなど注意深く観察が必要なので、とっても時間がかかります。
液晶パネルと前面ガラスを取り付ける前に、ねじとワッシャーを仮組みします。
あとはいつもどおりの組み立てですが、ベースプレートが交換品のため、ねじ穴の大きさや位置が美味ょーに違うようです。
違うというより、ねじ穴にねじ切りが無いような箇所もありました。
何とか無事に各部品を取り付けました。
起動確認してお客様に手渡しました。
****ここまで120分***********
*****
やはり改造は最初から当店にお任せください。
今回のケースも部品を破損され、その分修理費用がかかりました。
時間とお金の節約になります。
****その後、、、
「マナーモードスイッチがオフの時にオレンジの表示が見える」とお電話がありました。
上下間違えて差し込んだようです。 後日手直しします。
さらに、「近接センサーが無効になっている」と連絡がありました。
センサー用のマザーボードへのコネクタはしっかりはまった記憶がありますので、
お客様が改造の際にフィルム配線などの断線があったのかも知れないと推測
します。
手持ちにリペアパーツの在庫が無いので、入荷しだい、再修理となりました。